【MTGのすすめ】どんなデッキにしようか4
2011年7月29日 【MTGのすすめ】MTG初級者講座
呪文の強さ【レベル2】
さて、前回はアドバンテージをはじめとしたカードテキストから副次的に有益な影響を与えてくれるカードが強力である事を説明しました
しかし、対極に、アドバンテージを失う、具体的にはその呪文自体のほかに手札やライフ、または盤面のカードといったリソースをコストなどで要求してくるものもあります
これらの中には勝負を決めかねない強力な呪文もあるのです
極端な話をすれば、何を失おうとも敗北条件を満たす前に勝てばいい
というコンセプトにおいて絶大な威力を発揮するわけです
例えば暗黒の儀式という呪文です
このカードの効果はコストの黒1マナで唱え、黒3マナを生むマナブーストの一種です
単純にかなりの量のマナが増えるカードなので一見して強そうに見えます
しかし、このカードは
通常よりも早いターンでコストの高い呪文を唱える事が出来る代償に、通常よりも一枚多くの手札を消費する
という効果であると認識してください
不屈の自然は半永久的に使用できるパーマネントを提供し、マナ基盤を増強するマナブーストですから、これと比較すると暗黒の儀式の継続的に利用する事が出来ないデメリットが目立ちますね
では、この呪文を果たして「弱い」呪文として括ってしまっていいのでしょうか
惑乱の死霊という3マナのクリーチャーがいます
2/2飛行で、ダメージを与えたプレイヤーの手札を無作為に一枚捨てさせます
クロックとして充分なパワーを持ち、飛行という回避能力とダメージを与えた時に誘発する効果が噛み合っており、かなり強力なクリーチャーですね
このクリーチャーは3マナですから、暗黒の儀式から高速で召喚する事が出来ます
ただでさえ飛行持ちでダメージが通りやすいので効果がガンガン誘発して相手の手札を奪っていきます
そうなれば、こちらは何の消費もせずに相手の手札を減らす事が出来ますから暗黒の儀式による損失分の回復、またはそれ以上にアドバンテージを取る事が出来ますね
召喚酔いの影響もあるので、相手の除去次第ではどうなるかはわかりませんが
この他にもマラキールの門番という追加コスト含め3マナのクリーチャーがいますが、追加コスト込みで場に出ると相手のクリーチャーを一体殺してくれます
これならば暗黒の儀式の損失を除去という形で即座に回復してくれます
単体でも生物除去をこなしつつこちらのクロックの増強と使い勝手はかなりいいです
また、パワーが5も6もあるクリーチャーを高速で召喚して、損失分によってジリ貧になる前に決着をつけてしまおうというのも悪くありませんね
こうした組み合わせによってデメリットを回避する方法を取ればリソースを要求するカードも十分に強力なカードとなり得るのです
使用する呪文も単体で見ても十分に強力ですが、暗黒の儀式でゲームの序盤から使っていくことで相手をより追い詰めやすくする事が出来ますね
こうしたカード同士を組み合わせることで生まれる相乗効果をシナジーと呼びます
暗黒の儀式は、一枚で複数の、それも破壊効果のある呪文や早期の決着を狙えるカードとシナジーがあるという事です
ただし、リスクも相応にあります
暗黒の儀式から召喚した惑乱の死霊を稲妻一枚で除去されてしまったとしましょう
こちらの2枚消費に対して相手は1枚の消費によって対処されてしまう事になるのでアドバンテージの損です
またクロックを止められた事によるテンポを失ったわけですから、最悪の場合この手札差が効いてくるような長期戦も予測できます
基本的にリソースの要求やリスクの付く呪文は黒のカードに多いです
これはMTGのテーマの一つでもありますから、黒のデッキを組もうと考えている人は充分に気を配ってカードを選択していってください
もちろん噛み合えば勝負を決めるような決定打ともなるわけですから、うまくいった時の爽快感は格別です
かく言う僕も黒の呪文のこうした側面が大変に気に入っています
そしてシナジーは何もリスク軽減だけではありません
あるカードにもたらされる別のあるカードの影響によって非常に効果が上がるものはたくさんあります
以前オススメカードとして紹介したデイガの信奉者とボロスの速太刀の組み合わせによる大ダメージもその一つです
このように勝ち筋の補助として役に立つカードの他にも
勝ち筋を太くしてくれる、また勝ち筋そのものになり得るカードの組み合わせもあります
色んな呪文に目を通していくうちにこうした発見があるかもしれませんね
呪文の強さ【レベル2】
さて、前回はアドバンテージをはじめとしたカードテキストから副次的に有益な影響を与えてくれるカードが強力である事を説明しました
しかし、対極に、アドバンテージを失う、具体的にはその呪文自体のほかに手札やライフ、または盤面のカードといったリソースをコストなどで要求してくるものもあります
これらの中には勝負を決めかねない強力な呪文もあるのです
極端な話をすれば、何を失おうとも敗北条件を満たす前に勝てばいい
というコンセプトにおいて絶大な威力を発揮するわけです
例えば暗黒の儀式という呪文です
このカードの効果はコストの黒1マナで唱え、黒3マナを生むマナブーストの一種です
単純にかなりの量のマナが増えるカードなので一見して強そうに見えます
しかし、このカードは
通常よりも早いターンでコストの高い呪文を唱える事が出来る代償に、通常よりも一枚多くの手札を消費する
という効果であると認識してください
不屈の自然は半永久的に使用できるパーマネントを提供し、マナ基盤を増強するマナブーストですから、これと比較すると暗黒の儀式の継続的に利用する事が出来ないデメリットが目立ちますね
では、この呪文を果たして「弱い」呪文として括ってしまっていいのでしょうか
惑乱の死霊という3マナのクリーチャーがいます
2/2飛行で、ダメージを与えたプレイヤーの手札を無作為に一枚捨てさせます
クロックとして充分なパワーを持ち、飛行という回避能力とダメージを与えた時に誘発する効果が噛み合っており、かなり強力なクリーチャーですね
このクリーチャーは3マナですから、暗黒の儀式から高速で召喚する事が出来ます
ただでさえ飛行持ちでダメージが通りやすいので効果がガンガン誘発して相手の手札を奪っていきます
そうなれば、こちらは何の消費もせずに相手の手札を減らす事が出来ますから暗黒の儀式による損失分の回復、またはそれ以上にアドバンテージを取る事が出来ますね
召喚酔いの影響もあるので、相手の除去次第ではどうなるかはわかりませんが
この他にもマラキールの門番という追加コスト含め3マナのクリーチャーがいますが、追加コスト込みで場に出ると相手のクリーチャーを一体殺してくれます
これならば暗黒の儀式の損失を除去という形で即座に回復してくれます
単体でも生物除去をこなしつつこちらのクロックの増強と使い勝手はかなりいいです
また、パワーが5も6もあるクリーチャーを高速で召喚して、損失分によってジリ貧になる前に決着をつけてしまおうというのも悪くありませんね
こうした組み合わせによってデメリットを回避する方法を取ればリソースを要求するカードも十分に強力なカードとなり得るのです
使用する呪文も単体で見ても十分に強力ですが、暗黒の儀式でゲームの序盤から使っていくことで相手をより追い詰めやすくする事が出来ますね
こうしたカード同士を組み合わせることで生まれる相乗効果をシナジーと呼びます
暗黒の儀式は、一枚で複数の、それも破壊効果のある呪文や早期の決着を狙えるカードとシナジーがあるという事です
ただし、リスクも相応にあります
暗黒の儀式から召喚した惑乱の死霊を稲妻一枚で除去されてしまったとしましょう
こちらの2枚消費に対して相手は1枚の消費によって対処されてしまう事になるのでアドバンテージの損です
またクロックを止められた事によるテンポを失ったわけですから、最悪の場合この手札差が効いてくるような長期戦も予測できます
基本的にリソースの要求やリスクの付く呪文は黒のカードに多いです
これはMTGのテーマの一つでもありますから、黒のデッキを組もうと考えている人は充分に気を配ってカードを選択していってください
もちろん噛み合えば勝負を決めるような決定打ともなるわけですから、うまくいった時の爽快感は格別です
かく言う僕も黒の呪文のこうした側面が大変に気に入っています
そしてシナジーは何もリスク軽減だけではありません
あるカードにもたらされる別のあるカードの影響によって非常に効果が上がるものはたくさんあります
以前オススメカードとして紹介したデイガの信奉者とボロスの速太刀の組み合わせによる大ダメージもその一つです
このように勝ち筋の補助として役に立つカードの他にも
勝ち筋を太くしてくれる、また勝ち筋そのものになり得るカードの組み合わせもあります
色んな呪文に目を通していくうちにこうした発見があるかもしれませんね
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